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LINEを使った投資詐欺と投資スクールの関連は?騙されないために知っておくべきこと

LINEを使った投資系詐欺と投資スクールの関連は?
投資スクールや投資セミナーなど、投資に関する情報を得られる場や学ぶ場は、未だ市民権を得たとは言い難い状態です。

その理由は、それらの名を語って詐欺行為を働く集団がいるからに他なりません。

昨今では、LINEを使った投資詐欺が横行しているようで、それに関して警告を発するニュースや記事も増えています。

そこで今回は、それら投資詐欺を避ける方法や、怪しくない投資スクール・セミナーの判別方法などについて紹介していきます。

記事の後半では、LINEを使った投資詐欺に巻き込まれそうになったときの対処法まで具体的に紹介していますので、最後までお読みください。

目次

LINEを使った投資詐欺事件について詳しく知ろう

LINEを使った投資詐欺事件とは?

今やスマホを持っている方のほとんどが利用していると言っても過言ではない「LINE」。

しかし、利便性の高さ故、犯罪の道具として使われるケースが増えており、昨今ではLINEを使った投資詐欺が横行しているというニュースが頻繁に報道されています

ここではまず、LINEを使った投資詐欺とはどういうものなのか? 手口や実態について調べた結果を紹介していきます。

投資詐欺の手口は?

メールやハガキはもちろん、昨今ではSNSを利用するなど、最初は様々なツールを使ってアプローチしてくるところから始まります。

そこで、最も気にするべきは文章の内容です。

投資詐欺の場合は、
「必ず儲かる方法を教える」
「非公開・限定販売の高リターン商品をあなただけに紹介」
「年利●●%は確実だ」
など、必ず利益が出ることを前提に話が進むケースが主です

では、最近話題になっているLINEを使った投資詐欺の場合はどうでしょうか?

先日起きた事件を例に挙げて解説していくと・・・

「今なら収益50%」LINEを利用した投資詐欺 女性の被害額は”2430万円”
(2023年2月 沖縄県) 

LINE詐欺で1千万円被害 勝手にグループ追加
(2023年1月 徳島県)

上記のニュースを読んでもらうとわかるように、被害者はまず『LINEのグループチャットへ一方的に加入させられた』とあります。

しかし、LINEのグループチャットは基本的に招待制です。強制的に加入させることが本当に可能なのでしょうか? 

調べてみると・・・

LINE社によると、2021年9月頃に行われたアップデートにより、グループ作成時にメンバーの招待・承認が不要になったそうです。

つまり、これらの事件の被害者のように、強制的にグループへ参加させられるのはLINEの仕様上、可能になります。

ニュースの被害者は、結局そのグループから抜けることができず、相手側から嘘の投資話を持ちかけられ、挙句大金を騙し取られてしまったという訳です。

メールやDMなら、スルーすれば別段関係が近くなることもありません。

しかし、LINEの場合は見たところグループへの強制参加は回避できても、強制的な友だち登録について回避する術はないように思われます。

もし、身に覚えのない怪しいグループに強制参加させられたら、即グループを退出すること。

そして、万が一メッセージを読んでしまっても、既読スルーを決め込むのがベターです。

詳しい対処法については、このあと3章で紹介していきます。

被害に遭うとどうなるのか?

これは投資詐欺に限ったことではありませんが、詐欺の目的は大部分がお金です。

ゆえに犯人はあの手この手でお金を騙し取ろうとするもの。

最終的にお金を騙し取ることに成功すれば、相手と再び電話が繋がることもなければ、メールが返ってくることもないでしょう。

取り返そうと思っても、LINEの場合は相手からブロックされて永遠に連絡を取り合うことができなくなるのみです。

投資スクールと関連している詐欺はあるのか?

投資スクールという存在は、漏れなく全て健全であるとは言い難く、中には違法行為に手を染める詐欺的なスクールがあることは否めません。

近年ではかなり世間に認知されるようになりましたが、未だ少なからず詐欺の温床と思われてしまうのは、それらのように詐欺的な運営を続けているところがあるからに他なりません。

近年に起きた事件を例に挙げると・・・

「FX投資スクール」違法勧誘容疑などで25人逮捕 19億円集金か(2022年8月)

上記の事件は、FX投資に特化したオンラインスクールへ入会させるために、違法的な勧誘行為を行っていた容疑で関係者が逮捕されたというもの。

スクールの運営実態については明かされていませんが、目的隠匿勧誘・虚偽書面交付などによる特定商取引法違反、無登録営業による金融商品取引法違反などの疑いで逮捕されていることから、恐らくはスクールとしての運営実態はなかったのではないか? と思われます。

この事件からもわかるように、投資スクールの中には、ごく一部ですが詐欺的な勧誘を行っているところもあるのは事実です。

投資スクールへの入校を考えた際は、検討中の投資スクールがどういったところなのか?経営の実態や口コミ情報を調べ、吟味する必要があるでしょう。

ちなみに、怪しい投資スクールの見分け方は下記の記事で詳しく紹介しています。興味があればぜひこちらも読んでみてくださいね。

怪しい投資スクールに引っかからないために!実際にあった2つの事例と対策

数々ある投資詐欺事件の背景を知ろう

数々ある投資詐欺事件の背景を知ろう

元々、投資詐欺事件は国内で頻繁に起きていましたが、電話からFAXへ、FAXから電子メールやDMへ。そして近年ではLINEをはじめとするSNSを使った事件が増えているように、テクノロジーの進化・利便性の向上に伴い、事件の精度や数は加速度的に増えています。

では一体、投資詐欺事件はどれほど発生しているのか? 

そして、個々の事件はどんな手口で行われ、どんな結果になったのか? 詳しく解説していきます。

投資を使った詐欺事件は年々増加している

発生件数は未知数ですが、参考として警視庁が公表している「過去10年間における利殖勧誘事犯の検挙事件数の推移」をまとめたグラフを紹介します。

ちなみに、「利殖勧誘事犯」とは、未公開株、公社債、集団投資スキームなど、投資被害の救済を装ってお金を集める悪質な商法のことです。

なお、「集団投資スキーム」とは多くの投資者から集めた資金により、事業運営や有価証券等への投資を行い、その収益を出資者に分配する仕組みのことです。

<過去10年間における利殖勧誘事犯の検挙事件数の推移表>
過去10年間における利殖勧誘事犯の検挙事件数の推移表
出典:令和3年における生活経済事犯の検挙状況等について|警察庁

上記のグラフを見ていただけるとわかるように、平成28年頃に一旦下がるものの、そこから検挙数は増えています。

検挙数が増えるということは、それだけ事件の数も多いということ。

令和3年はこれまでで最も多い検挙数となっていることから、事件の数もこれまで以上に膨れ上がっているのは想像に難くないでしょう

実際に検挙された例はあるのか?

では実際に検挙された事件について、警視庁が発表している検挙事例を見てみましょう。

<事例1>暗号資産等の裁定取引に係る金融商品取引法違反事件

平成31年3月頃から令和2年11月頃までの間、無許可・無登録のまま全国でセミナーを開催。
『海外の投資会社が暗号資産等を用いて行う事業に出資すれ ば、利益の配当を受けることができる』という謳い文句で若者を中心に勧誘し、全国で延べ10万人以上の出資者と計654億円相当の暗号資産を集め、第二種金融商品取引業を行ったとされている。
結果、令和3年11月に7人を金融商品取引法違反で検挙。

<事例2> 暗号資産の売買に係る資金決済法違反事件

『今後、暗号資産は10倍から20倍に値上がりする』『手数料はかからないので取引所で買うよりお得』という謳い文句で、20代の若者をターゲットに無登録で暗号資産の販売を斡旋。
上記の事件同様、口コミや紹介で連鎖的に顧客を増やし、約500人に対し、5億円相当の暗号資産を販売していたとされている。
こちらも令和3年、3人を資金決済法違反(暗号資産の無登録交換業)で検挙。

<事例3>バイナリーオプション投資運用名下の出資法違反等事件

自らを敏腕投資家と称し「バイナリーオプションで必ず利益を出させるし、元本も保証する」という謳い文句で、約40名からおよそ1億円を騙し取ったとして、出資法違反(預かり金の禁止)、詐欺罪で検挙。
実際に犯人側は受け取った金銭をバイナリーオプションに使う意図がなかっただけでなく、そもそもバイナリーオプションで確実に利益を得る見込みさえ無かったそう。

LINEによる投資詐欺を防ぐにはどうしたらよいか?

LINEによる投資詐欺を防ぐにはどうしたらよいか?

当たり前のことですが、大事なのは詐欺を未然に防ぐことです。

特にLINEを使った詐欺については、回避するのが難しいことで知られています。

そこで、LINEを使った投資詐欺を回避するためにあらかじめ知っておくことについて紹介していきます。

勝手なグループ参加・友だち登録をされない為の対処方法

冒頭で説明した通り、LINEはグループ作成時にメンバーの招待・承認が不要です。

仕様なのでそれを変えることはできませんが、グループプロフィール設定の画面で「友だちをグループに自動で追加」のチェックを外しておくことで、グループに友だちを追加する際は必ず招待メッセージが届くようになります。

画面の参考は以下の通りです。

LINEを使った投資詐欺の回避方法
※2023年2月時点の情報です

さらに、グループ参加のみならず、勝手に友だち登録されるのを防ぐためには・・・

ホーム画面右上の設定(歯車)→友だち→友だちの自動追加をOFF

上記の順で操作し、自動追加をオフにして下さい。
さらにもう一つやっておくべきことはID検索による友だち追加のオフにすることです。

ホーム画面右上の設定(歯車)→プロフィール→IDによる友だち許可をOFF

どうしてもID検索を使いたい場合は、その都度設定をONに戻し、使い終わったらOFFに戻しましょう。

手間はかかりますが、放置しておくと勝手に友だち登録される恐れがあるので、やっておいて損はないでしょう。

投資詐欺のパターンを知っておこう

まずは上記したように、LINEを使った投資詐欺の第一段階は、強制的な友だち登録やグループへの自動参加です。

もしそれらを許してしまった場合、その後から執拗に勧誘メッセージを送ってきます。

そこで拒否・スルーできればよいのですが、メッセージの内容はどれも著しく射倖心を煽るものばかりで、つい興味を持ってしまう可能性も否めません。

例えば・・・

・知識がなくても必ず高いリターンを得られる方法を教えます
・確実に稼げる投資商品を教える
・リスクゼロで大金を稼ぐことができる銘柄を限定公開します
・もし確実に利益を出したいなら、●時間以内に指定口座に●●万円入金して下さい

それらの釣り文句を使い、何とかお金を出させようと躍起になるでしょう。

しかし、釣り文句だけでは信憑性が薄いため、事前に権威性をアピールしてくる場合もあるので注意が必要です。

例えば、自分の実績を示す証拠画像(運用実績のスクショ。もちろん自分のものではないケースが主)、投資スクールの運営者で、テレビなどに出演していた経験があると嘘をつく(稀に事実の場合もあるので要実績確認)など、がセオリーです。

また、投資において絶対に稼げる方法はありません。

上記した必殺の釣り文句には決して騙されることがないよう、十分気に留めておいて下さい。

まとめ

投資スクールや投資セミナーは健全ではないという印象を持っている方は少なくないと思います。

投資に興味がない方などは、特にそう思う傾向が強いものです。

その根源は、残念ながら、やはり詐欺事件の多さに他なりません。

ニュースを見れば、「なぜこんな詐欺に騙されるのか?」と首を傾げたくなる事件ばかりですが、いざ自身が当事者になると、案外信じてしまうものかもしれません。

今回ご紹介した事例や対処方法を参考に、甘い話には絶対に乗らない、投資に絶対儲かる方法はないという事実を肝に銘じ、どうか悪質な詐欺から自身の身を守ってください。

もし万が一怪しい話に引っかかってしまったら、警察や弁護士、さらには調査会社や消費者センターへすぐに連絡し、早期の解決を目指しましょう。

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